梅雨の訪問介護は「むし風呂」|雨の日ヘルパーのリアルと乗り切り方

訪問介護は、天気に関係なく利用者さんのお宅に伺う仕事です。台風でも、真夏でも、そして一番地味にきつい「梅雨」でも。

今回は、経験者だからこそ語れる、雨の季節の訪問介護のリアルをお話しします。

雨具を「脱いだり、着たり」の繰り返し

一日に8件前後まわるということは、移動も8回前後あるということです。私の移動手段は自転車。晴れの日でも、遠いお宅までの移動はなかなか体力を使うのに、雨の日はそこに雨具が加わります。

雨の日は、お宅に着くたびに雨具を脱ぎ、終わったらまた着て、次のお宅でまた脱ぐ。この繰り返しです。文字にすると簡単ですが、玄関先で、荷物を持ったまま、利用者さんを待たせないように手早く——となると、これがなかなかの重労働なんです。

梅雨のカッパの中は「むし風呂」

そして梅雨の一番の敵は、雨そのものより「蒸し暑さ」です。

気温と湿度が高い中でカッパを着て動くと、中はまさにむし風呂。移動で汗だくになり、お宅に上がれば身体を動かす仕事が待っています。雨でぬれているのか汗でぬれているのか、わからなくなるほどでした。

介護の仕事のきつさというと腰痛や夜勤が話題になりがちですが、訪問介護には「季節との戦い」という、施設勤務とはまた違うきつさがあります。

それでも利用者さんは待っている

大変な話ばかりしましたが、雨の日も利用者さんは家でヘルパーを待っています。天気が悪い日ほど、一人暮らしの利用者さんにとってヘルパーの訪問は大事な時間。だからこそ、この仕事は雨でも止まらないんですね。

これから始める方へ|梅雨対策のヒント

私の経験から、雨の季節のヒントをいくつか。

  • 雨具は着脱のしやすさで選ぶ。一日に何度も脱ぎ着します。高機能より「さっと脱げる」が正義です
  • タオルと着替え(せめて靴下)を持つ。ぬれたまま一日過ごすと体力を消耗します
  • かばんの中身はビニールで守る。記録類がぬれると大変です

梅雨を一度経験すると、ヘルパーとしてひとまわりたくましくなります。これから始める方は、どうか無理せず、水分補給も忘れずに。

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