介護の仕事を探すとき、多くの人が悩むのが「施設で働くか、訪問介護で働くか」
私は両方を経験して、最終的に「一人で働く方が気楽」という結論にたどり着きました。今回はその理由と、あわせて「介護の仕事、何歳から始めても遅くないのか?」という疑問にもお答えします。
施設は「働きやすそう」に見えた
正直に言うと、最初は施設の方が働きやすいと思っていました。
職員が何人もいるので、わからないことはすぐ聞けるし、困ったときは助け合える。一人で抱え込まなくていい。それは間違いなく施設の良さです。
でも実際に働いてみると、別の難しさがありました。若い職員が多い中で、考え方の違いだったり、人間関係のいろいろだったり。仕事そのものより、「職場の人間関係」に気を使う場面が多かったんです。
訪問介護は「一人」が基本。それが気楽だった
一方、訪問介護は基本的に一人で利用者さんのお宅に伺います。
もちろん責任は自分にかかってきますし、その場での判断も自分。プレッシャーがないと言えばうそになります。でも、同僚との人間関係に気を使いながら働く時間がない。目の前の利用者さんとの関係に集中できる。
私にとっては、これが何より気楽でした。
体力面の大きな違いは「移動」
もうひとつ、両者のはっきりした違いが移動です。
訪問介護は、お宅からお宅へ自転車で移動します。近所ばかりならいいのですが、遠いお宅もありますし、雨の日はそれだけで一苦労。移動そのものが体力勝負になる仕事です。
その点、施設は建物の中で仕事が完結するので、移動がない分、体は楽です。ただ、施設には施設の、別の意味での大変さがある——それが先ほどお話しした人間関係の気疲れでした。
- 職場の人間関係が苦手な人 → 訪問介護が向いているかも
- 一人での判断が不安な人、仲間とわいわい働きたい人 → 施設が向いているかも
- 移動の体力が心配な人 → 施設の方が体は楽かも
どちらが上ということではなく、「自分はどちらのしんどさなら受け入れられるか」で選ぶのがいいと思います。
何歳からでも遅くない。元気とパワーがあれば
「今から介護の仕事を始めるのは、もう遅いんじゃないか」と迷っている方へ。
私の実感を言います。元気でパワーがあれば、何歳でも遅くないです。
介護の現場では、人生経験そのものが武器になります。利用者さんは自分より年上の方が多く、こちらにも歳を重ねた経験があるからこそ通じ合える話がたくさんある。若さでは埋められない部分が、確かにあるんです。
体力の心配はあるかもしれません。でも訪問介護なら件数や時間の調整もしやすく、自分のペースを作りやすい働き方です。
迷っているなら、その気持ちがあるうちに一歩踏み出してみてください。現場は、経験を積んだ人の力を待っています。

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